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特定技能外国人ランキング(2020年6月末)

  • 特定技能とは
  • 国籍別人数ランキング
  • 業種別就業人数ランキング
  • 業種別試験合格者率ランキング
  • 都道府県別就業人数ランキング

特定技能とは

特定技能とは、日本の労働力不足を補うために、2019年4月からスタートした外国人労働者の受け入れ制度です。現時点で、人手不足が深刻化する14業種を対象に受け入れが勧められていますが、まだまだ受け入れが広まっていないのが現状です。

そこで今回は、四半期ごとに法務省から発表されるデータを基に、現時点でのランキングを作成していきます。四半期ごとに更新していく予定ですので、どのような推移があるかも含めてみていただければと思います。


国籍別人数ランキング

まずは、国籍別で現時点で何人の特定技能外国人が働いているのかをみていきます。現時点での総数は5,950人です。では、どうぞ!

ランキング 国籍・地域 総数 割合
1 ベトナム 3500 58.82%
2 中国 597 10.03%
3 インドネシア 558 9.38%
4 フィリピン 369 6.20%
5 ミャンマー 291 4.89%
6 カンボジア 243 4.08%
7 タイ 177 2.97%
8 ネパール 49 0.82%
9 韓国 41 0.69%
10 台湾 36 0.61%
11 スリランカ 30 0.50%
12 モンゴル 16 0.27%
13 ラオス 9 0.15%
14 バングラデシュ 4 0.07%
15 マレーシア 3 0.05%
16 ブータン 1 0.02%
17 ブルネイ 1 0.02%
その他 25 0.42%

現時点では、過半数以上がベトナム人となっています。技能実習制度からの切替の職種も多いため、技能実習生が多いベトナム人が多いのは当然かもしれません。それ以降は、中国、インドネシア、フィリピンと続き、東アジア、東南アジアでほとんどを占めている状態です。


業種別就業人数ランキング

次に、14業種の中でどの分野で特定技能外国人が多く活躍しているのかをみていきます。

ランクキング 総数 5,950 100.00%
1 飲食料品製造業分野 2,094 35.19%
2 農業分野 930 15.63%
3 外食業分野 607 10.20%
4 産業機械製造業分野 561 9.43%
5 素形材産業分野 537 9.03%
6 建設分野 374 6.29%
7 電気・電子情報関連産業分野 268 4.50%
8 造船・舶用 工業 分野 175 2.94%
9 介護分野 170 2.86%
10 ビルクリーニング分野 84 1.41%
11 漁業分野 55 0.92%
12 自動車整備分野 54 0.91%
13 宿泊分野 39 0.66%
14 航空分野 2 0.03%

現時点では、飲食料品製造業分野が圧倒的に人数が多く、現時点での1/3以上がこの分野になります。その他に農業、外食業と続いていき、航空分野が1番少なく、現時点で2名のみになっております。


業種別試験合格者率ランキング

先ほどは業種別人数でランキングをみましたが、続いては、業種別の試験合格者率でランキングをみていきます。技能実習からの切替も多い業種もありますが、試験合格者率が高い分野は、技能実習からだけでなく、留学やそのほかの在留資格からの切替の可能性がある分野になります。

ランクキング 2020年6月末 試験ルート % 技能実習ルート % その他 % 合計
1 宿泊分野 39 100.00% 0 0.00% 0 0.00% 39
2 外食業分野 607 100.00% 0 0.00% 0 0.00% 607
3 介護分野 120 70.59% 0 0.00% 50 29.41% 170
4 ビルクリーニング分野 25 29.76% 59 70.24% 0 0.00% 84
5 飲食料品製造業分野 60 2.87% 2034 97.13% 0 0.00% 2094
6 農業分野 2 0.22% 928 99.78% 0 0.00% 930
7 自動車整備分野 0 0.00% 53 98.15% 1 1.85% 54
7 素形材産業分野 0 0.00% 537 100.00% 0 0.00% 537
7 産業機械製造業分野 0 0.00% 561 100.00% 0 0.00% 561
7 電気・電子情報関連産業分野 0 0.00% 268 100.00% 0 0.00% 268
7 建設分野 0 0.00% 374 100.00% 0 0.00% 374
7 造船・舶用工業分野 0 0.00% 175 100.00% 0 0.00% 175
7 漁業分野 0 0.00% 55 100.00% 0 0.00% 55
7 航空分野 0 0.00% 2 100.00% 0 0.00% 2
合計 853 14.34% 5046 84.81% 51 0.86% 5950

宿泊、外食は試験合格者の割合が100%となっており、続いて介護が70%以上となっています。技能実習がないまたは始まったばかりという分野ではありますが、この3業種は特に留学生やそのほかの在留資格の人にも可能性が広がっている分野だと言えるでしょう。特に介護分野は日本国内での試験数が非常に多く、全都道府県で行われているため、非常にチャンスが大きいです。


都道府県別就業人数ランキング

最後に、都道府県別の人数をみていきます。

ランクキング 総数 5,950 100.00%
1 愛知県 521 8.76%
2 千葉県 497 8.35%
3 東京都 448 7.53%
4 福岡県 352 5.92%
5 大阪府 316 5.31%
6 埼玉県 314 5.28%
7 茨城県 299 5.03%
8 北海道 287 4.82%
9 神奈川県 228 3.83%
10 広島県 211 3.55%
11 群馬県 208 3.50%
12 静岡県 204 3.43%
13 兵庫県 191 3.21%
14 熊本県 161 2.71%
15 岐阜県 151 2.54%
16 長野県 130 2.18%
17 三重県 119 2.00%
18 栃木県 113 1.90%
19 京都府 109 1.83%
20 香川県 105 1.76%
21 長崎県 101 1.70%
22 岡山県 86 1.45%
23 沖縄県 70 1.18%
24 滋賀県 66 1.11%
25 愛媛県 57 0.96%
26 鹿児島県 54 0.91%
27 新潟県 52 0.87%
28 石川県 52 0.87%
29 大分県 47 0.79%
30 富山県 40 0.67%
31 宮城県 35 0.59%
32 青森県 33 0.55%
33 山口県 33 0.55%
34 福島県 31 0.52%
35 山梨県 29 0.49%
36 福井県 27 0.45%
37 島根県 26 0.44%
38 鳥取県 22 0.37%
39 高知県 22 0.37%
40 奈良県 21 0.35%
41 徳島県 18 0.30%
42 佐賀県 17 0.29%
43 和歌山県 15 0.25%
44 岩手県 11 0.18%
45 宮崎県 11 0.18%
46 山形県 7 0.12%
47 秋田県 1 0.02%

なんと1位は愛知県でした!2位は千葉県、3位が東京都、そして福岡県、大阪府と続きます。そして、受け入れなしの都道府県はなく、最小人数の秋田県でも1名の受け入れが始まっています業種ごと地域ごとに差はあれど、全国的に進み始めていると言えるでしょう。


まとめ

今後はさらに特定技能外国人が増加していくことは間違えないです。コロナウイルス感染症の影響で海外からの入国がなかなかできないため、まだしばらくは日本国内の合格者が資格変更によって特定技能ビザになることがメインになると思いますが、来年に向けて海外からの入国も始まってくれば、特定技能外国人の受け入れが本格化してくるでしょう。

ただ、5年で6万人という数字を考えるとまだまだ少なすぎる現状があります。コロナウイルス感染症の影響もありつつですが、海外からの受け入れを含め今後どう推移していくが大切です。

弊社では、すでに50名以上の特定技能の方を支援をしています。宿泊、外食で第1号の特定技能外国人の方の支援もしており、これからさらに特定技能を推進していけるように、発信も含めて進めていきます!