株式会社Funtoco

日本の労働市場において、外国人の採用がますます重要なテーマとなっています。少子高齢化の影響で労働力が不足している状況において、優秀な外国人労働者を採用することは、企業にとって大きなチャンスです。

しかし、外国人労働者を採用する際には、法的手続きや文化的な配慮、受け入れ体制の整備など、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。

そこで本記事では、外国人採用時の注意点について詳しく解説し、外国人人材紹介会社（登録支援機関）が提供するサポートについても触れていきます。

外国人採用における法律的注意点

外国人を雇用する際には、まず在留資格が適切かどうかを確認することが不可欠です。

在留資格にはさまざまな種類があり、就労可能な職種が限定されている場合もあります。

ここでは、外国人労働者の在留資格と、それに関連する注意点を見ていきましょう。

在留資格の確認

外国人が合法的に働くためには、適切な在留資格が必要です。

特に「技術・人文知識・国際業務ビザ」や「特定技能ビザ」「技能実習ビザ」など、労働者の職務内容に合ったビザを持っているかどうかを確認することが重要です。


それぞれのビザには異なる制約があるため、職種に合ったビザを保持しているかどうかをまず慎重に確認しましょう。

また、技能実習制度は育成就労制度に生まれ変わることが閣議決定されました。詳細については以下の記事で詳しく解説していますので、ご参考ください。
【2024年4月最新】育成就労制度の新設と技能実習制度の廃止について

雇用契約と労働条件

外国人労働者を雇用する場合、日本の労働基準法を適用し、日本人と同等の労働条件を提供する必要があります。

雇用契約書は、言語の違いによる誤解を避けるため、労働者が理解できる言語で提供することが望ましいです。また、残業時間や休暇など、労働条件の適正化も重要です。

外国人労働者の文化的・言語的な配慮

文化的な違いや言語の壁は、外国人労働者を採用する際に重要な要素となります。

特に異なる文化背景を持つ外国人が、職場で円滑に業務を行えるようにするためには、企業側の理解と配慮が欠かせません。

文化の違いに対する理解

外国人労働者が持つ文化的背景はさまざまで、宗教的な習慣や仕事に対する価値観も異なる場合があります。

例えば、特定の時間帯に礼拝を行うムスリムの習慣や、食事に関する制限（ハラールフードなど）への対応が必要です。

また、日本のビジネスマナーに順応するための継続的な支援や教育も、外国人労働者が職場に適応するために役立ちます。

言語面のサポート

業務を円滑に進めるためには、日本語能力が求められることが多いです。

特にコミュニケーションが重要な業務では、十分な日本語能力が必要ですが、語学研修や社内研修を提供することでサポートが可能です。

日本語が不自由な場合は、業務の進行が難しくなるため、入社前に日本語レベルを確認し、必要に応じて入社後の支援を提供する体制を整えておくことが重要です。

外国人採用時の社内体制の整備

外国人労働者を採用する際には、単に採用するだけではなく、社内の受け入れ体制を整えることも非常に重要です。

外国人がスムーズに業務に適応できるよう、社内体制を整える方法を紹介します。

受け入れ体制の整備

外国人労働者が日本の企業文化や労働環境に適応できるようにするために、社内にサポート体制を整備する必要があります。

例えば、外国人労働者専用の相談窓口を設置したり、メンター制度を導入したりして、業務上の疑問や困りごとに対応できるようにすることが考えられます。

生活支援の提供

外国人労働者が日本での生活にスムーズに適応できるよう、生活支援も欠かせません。

住居の確保、銀行口座の開設、行政手続きなど、日常生活に必要なサポートを提供することで、外国人労働者の定着率を向上させることができます。

後述する登録支援機関Funtocoでは、こうした生活面でのサポートも提供しています。

外国人採用後のキャリアアップ支援

外国人労働者が長期にわたって活躍できるためには、キャリアアップの機会を提供することが大切です。

外国人労働者のキャリア支援は、彼らのモチベーションを維持し、企業における定着率の向上にも繋がります。

キャリアパスの提供

外国人労働者が日本で長期的にキャリアを築くためには、昇進や昇給の機会を提供することが重要です。

在留期間が最大5年の特定技能ビザ（1号）を持つ労働者に対しても、特定技能ビザ2号や、その他ビザへの切り替えで長期的なキャリアパスを描けるようにすることで、労働者のモチベーションを高めることができます。

資格取得のサポート

特定技能ビザや技能実習ビザを持つ労働者に対して、資格取得のための支援を行うことは、企業にとっても大きなメリットがあります。

例えば、介護福祉士の国家試験に合格することで、半永久的に働ける介護ビザへの切り替えも可能になります。

資格を取得することで、彼らはより高度な業務に携わることもでき、企業の戦力としても貢献度が高まるでしょう。

外国人採用におけるリスク管理

外国人労働者の採用において、採用後のリスク管理は非常に重要です。採用後に発生する離職リスクや転職リスクをいかに最小限に抑えるか、企業は対策を講じる必要があります。

採用後の離職リスク

外国人労働者の離職リスクを軽減するためには、労働条件や待遇の見直しが重要です。

コミュニケーションのギャップが原因で離職につながるケースもあるため、定期的な面談やフィードバックの機会を設けることが大切です。

転職リスクと対策

特定技能ビザや高度専門職ビザを持つ外国人労働者は転職が可能です。そのため、彼らが他社に転職するリスクも念頭に置かなければなりません。

企業は、適切な契約書を作成し、労働者に対して公平な待遇を提供することで、転職リスクを軽減することができます。

今後は「特定技能ビザ」が中心に

技能実習制度は廃止され、新たに新設される育成就労制度は、育成期間（原則通算3年）を経て現行の特定技能1号への移行を目指す制度です。

そのため、外国人労働者が従事できる仕事の産業分野および業務区分（仕事の内容）については、特定技能制度の対象分野に限定されます。

つまり、今後は特定技能制度を中心として外国人労働者の雇用制度が整備されていくことが予想されるため、今後外国人を新たに採用したいと考えている企業は、特定技能人材から採用することをおすすめします。

特定技能についてさらに詳しく知りたい方は、登録支援機関であるFuntocoへ無料相談も可能です。

登録支援機関「Funtoco」の支援内容

Funtocoでは、特定技能外国人の採用をスムーズに進めるための総合的なサポートを提供しています。

在留資格の申請代行や、ビザ更新の手続き、生活サポート、言語面のサポートおよび日本語教育など、外国人労働者の受け入れやサポートに必要なすべての支援を行っています。

Funtocoの人材紹介・支援実績

弊社「Funtoco」では、累計1,400名以上の特定技能外国人を企業様にご紹介してきました。圧倒的に高い定着率が強みで、Funtocoが紹介する特定技能外国人の企業定着率は全業種平均で85%以上、介護職にいたっては90%以上となっています。

社員の半分近くを多国籍な外国人で占めており、紹介した人材や支援委託を受けた人材の支援は母国語で行います。また、介護や外食、食品製造業の人材紹介を特に得意としており、「ミャンマー」「インドネシア」「ネパール」の人材紹介に強い点も特徴です。


人手不足にお悩みの企業様はもちろん、外国人採用に不安がある企業様、そして採用した外国人人材の支援・サポートに手が回っていないという企業様は、ぜひFuntocoにお問い合わせください。