• 特定技能介護の試験とは
  • 特定技能介護の国内試験合格率
  • 特定技能介護の国内試験の今後の日程

特定技能介護の試験とは

特定技能の介護分野の試験の詳細に関しては、以前投稿したこちらの記事をお読みください。

介護分野に関しては、母国語での技能試験と、日本語での日本語試験の2つがあります。また、日本国内では、コロナウイルス感染症の影響もありましたが、試験を再開しており、全国の試験会場で、ほぼ毎日のように試験が実施されています。

特定技能介護の国内試験合格率

では、全国でほぼ毎日行われている特定技能の介護分野の試験。対象は国内にいる外国人の方々ですが、その試験者数や合格率などをみていきます。

厚生労働省のデータを基に、2020年6月末までに公開されている今までの試験の結果を一覧にしてみました。

 日本国内 試験 受験者 合格者 合格率
通算 技能 1241 739 59.55%
日本語 1130 893 79.03%
2019年10月 技能 54 28 51.85%
日本語 50 36 72.00%
2019年11月 技能 127 82 64.57%
日本語 123 100 81.30%
2019年12月 技能 304 170 55.92%
日本語 285 219 76.84%
2020年3月 技能 430 227 52.79%
日本語 373 276 73.99%
2020年4月 技能 149 101 67.79%
日本語 134 120 89.55%
2020年5月 技能 177 131 74.01%
日本語 165 142 86.06%

通算で約1,200名の方が受験しており、技能の合格率は約60%、日本語の合格率は約80%、となっております。毎月の試験結果を見ても日本語の試験の合格率の方が高いため、日本語よりも母国語での技能の試験の勉強に注力すべきとも言えるかもしれません。

両方の試験に合格している方が同一人物とは言えないということや、1度不合格でも受験から45日間以上経過すれば再度受験も可能なため、再受験者も一定人数は含まれていると考えられますが、技能の合格者は739人、日本語の合格者は893人おり、仮に技能の合格者が全員日本語の試験に合格していた場合、約700人以上は特定技能の試験の要件は満たしていることになります。

しかし、2020年5月時点で法務省のデータによると、特定技能の介護分野で就労をしている方は全国で118人となっております。これらの要因の推測等に関しては、後日改めて記事にいたします。今回はまず現状を数字にて知っていただければと思っております。