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特定技能外国人の人数とルート〜2020年6月末・介護編〜

  • 介護分野の特定技能外国人の人数とルート
  • 今後の見通し

介護分野の特定技能外国人の人数とルート

2020年6月末の数字でまとめられた特定技能外国人数の内訳を介護分野に絞ってみた記事です。

前回の2020年3月末での数字での記事は下記になります。

2020年6月末時点での介護分野の特定技能外国人は170人となり、3ヶ月で100人以上増加し、前回の3倍以上の人数になっています。

3月末時点では、EPAルートの割合が75%を占めており、試験ルートはわずか25%でした。3ヶ月でどう変わったかが下記になります。

試験合格者 技能実習ルート EPAルート 合計
全世界 120 0 50 170
割合 71% 0% 29% 100%

なんと、試験合格者が一気に増加し、全体の70%以上となっています!

今回は、留学から特定技能への変更の方々も多く含まれていると推測されるため、国内の特定技能試験合格者が資格変更にて、特定技能ビザになったものと考えられます。

では、170人の国籍の内訳をみていきます。

試験合格者 技能実習ルート EPAルート 合計
フィリピン 24 0 25 49
ベトナム 42 0 2 44
インドネシア 20 0 23 43
中国 27 0 0 27
ミャンマー 1 0 0 1
マレーシア 1 0 0 1
ネパール 1 0 0 1
タイ 1 0 0 1
その他 3 0 0 3

3月末ではEPAから切り替えのフィリピンとインドネシアがほとんどでしたが、今回は試験合格者の中国とベトナムが増加しております。現時点で11カ国170人の方々が介護分野の特定技能で就労していることになります。

では、最後に四半期毎の推移をみていきます。データがあるのが2019年6月末からのため、その数字でみていきます。

試験合格者 技能実習ルート EPAルート 合計
2019年6月末 0 0 0 0
2019年9月末 0 0 16 16
2019年12月末 0 0 19 19
2020年3月末 14 0 42 56
2020年6月末 120 0 50 170

留学からの切り替えが多いとは言え、試験合格者が一気に増加しております。現在も毎日のように日本国内で介護分野の特定技能試験が行われているため、今後も増加していくと考えられます。


今後の見通し

あくまで弊社の考えではありますが、今後はさらに試験合格者が増加していくと考えています。コロナウイルス感染症の影響で海外からの入国がなかなかできないため、まだしばらくは日本国内の合格者が資格変更によって特定技能ビザになることがメインになると思いますが、来年に向けて海外からの入国も始まってくれば、介護分野での特定技能外国人の受け入れが本格化してくるでしょう。また、10月以降になると、技能実習で3年間修了した方々も出てくるため、技能実習から特定技能への移行も始まる出す可能性があります。

ただ、5年で6万人という数字を考えるとまだまだ少なすぎる現状があります。コロナウイルス感染症の影響もありつつですが、海外からの受け入れを含め今後どう推移していくが、今後の介護業界への大きなポイントなると考えられます。